1.小学校とは違う中学校
中学校生活 丸わかり
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① 教科ごとに違う先生が授業を担当します。
自分と相性の良い先生もいれば、苦手だなと思う先生もいるかもしれません。勉強ができるようになるために、それぞれの先生に早く慣れましょう。大切なことは、先生の説明でわからないことをそのままにしないで、質問してわかるようにす
② 定期テストがあります。
中学校には、年に5回前後(中間テスト、期末テスト、学年末テスト、実力テストなど)の大きなテストがあります。小学校と比べると、範囲も広いし、問題も難しいのですが、計画的に準備をしてテストに臨む必要があります。このテストの得点が各学期の成績に大きく影響します。
③ 授業中の授業の受け方が大切です。
授業中は、自分のためにも友達のためにも、説明を聞くとき、発言するときのけじめをつけて臨みます。授業中の態度や授業の中で行われる小テスト(確認テスト)で、先生は、生徒のやる気を評価します。定期テストの結果と同じくらい各学期の成績に影響します④ 志望の高校に入るためには中学3年間が大切です。
3年後の高校入試では、中学校の成績と入学テストで決まります。入学テストも中学校3年間で勉強した内容から出題されるので、自分の将来のために一年生から頑張る必要があるのです。
B.生活
① 部活動に参加して、自分の興味のあることに精一杯、取り組んでください。
部活動は、クラスや学年を超えて、同じ興味関心を持った生徒の活動です。努力次第で、地区大会、県大会、全国大会にも出場することもできます。
② 先輩と後輩という人間関係ができます。
上級生を先輩、下級生を後輩といように呼び、先輩が後輩に対して、色々なことを教えてくれたり、相談にのってくれたり、時には厳しく注意をしてくれます。先生だけでなく先輩からも沢山のことが学べます。色々なことを教えてくれる先輩に対して挨拶などの礼儀正しさが求められます。
③ 制服・身だしなみを整えましょう
ルールに沿った制服の着用や頭髪、持ち物などで周りに人から評価を受けるようになります。大切なことなので、先生や先輩からもアドバイスや注意を受けることもあります。学校の一員としての責任を持ちましょう。
④ 生徒達が盛り上げる行事の数々
体育祭、文化祭、合唱コンクールなどの様々な行事があります。行事が自分にも他の仲間にとって意味あるものにするためには、互いに楽しむことです。
2. 勉強と部活動との両立
中学校生活では、部活動が忙しくて「時間がない」「疲れて勉強する気にならない」「頭に入らない」では、済みません。部活動も一生懸命やって欲しいのですが、勉強がおろそかでは、充実した中学生活を送ることができません。考えてみてください。中学校生活のほとんどの時間は授業時間なのですから・・・。
大切なことは、
① 毎回の授業に集中して取り組む
何よりも時間を有効に使うことが必要です。毎回の授業で、先生の話を聞きもらさないこと、しっかりとノートをとって、復習できる準備をしておくことが大切です。先生の話やノートの中に定期テストで出される問題のヒントが沢山あります。
② わからないことをわからないままにしないで、先生に質問する
ちょっとわからないことでも、時間がたてばたつほど、すごくわからなくなります。先生は、前回の授業内容が生徒にわかっていると判断して授業を進めます。もし、ちょっとわからないことをそのままにしていれば、次の授業は全くわからなくなることはよくあることなのです。ちょっとわからないと感じた時にわかるようにすれば、わからないことが積み重なる心配はないのです。
③ テスト前は、テスト勉強をする
普段の授業をしっかり受けていても、私たちは少しずつ忘れてしまうものです。また、中学校のテストは、授業の中で学習したことがそのまま出されるわけではありません。学習内容を使って問題が解けるように特別な勉強をしておくことが必要です。テスト前の一週間は、部活も休止します。部活が休止する前から徐々にテストに向けた準備をしておきましょう。
以上の3点を守って勉強すれば、部活動との両立が可能となり、充実した中学校生活を送ることができます。さらに、高校受験であなたの志望する高校がグッと近づいてくるのです。
3.内申点の獲得法
中学生になって一番の心配事、それは内申点(学校成績)ではないでしょうか。
それでは、内申はどうやって決まるのでしょうか?
① 内申点は定期テストでほとんど決まる!
○ 中間テストは5科目!
入学して最初にあるのが中間テストです。教科は英語、数学、理科、社会の5教科で二日に分けて行われます。試験の学習範囲発表はテストの1週間前で、ここからテスト期間となり部活動は休みとなります。
○ 期末テストは9科目!
中間テストから1ヶ月後にあるのが期末テストです。主要5教科に美術、数学、音楽、技術・家庭の4教科が加わった9教科(中学校によって実技科目の教科数は変わります)で3日間(南中は2日間)かけて行われます。中間テストと同じように試験の範囲発表はテストの1週間前、その間はテスト期間となり部活動は休みとなります。実技教科は50点満点の学科テストです。
定期テストのポイント
・ 毎回の授業に集中する
・ わからないことは、日頃から質問して解決しておく
・ テスト前に特別な勉強をする
② 内申点は日頃の学習姿勢でも決まる!
成績を決めるもう一つの重要なものは「平常点」と呼ばれる日常の学習態度です。学校の先生は、日頃の学習態度を点数化し、内申点をつけるときの参考にします。
○ 課題を期限までに提出したか!?
中学になると毎日あるのが課題と呼ばれる宿題です。必ず提出期限が決められています。期日に遅れたり、提出を忘れたりすると、どんなにテストで頑張っても、良い内申点はもらえません。
○ 真剣な態度で授業を受けているか!?
授業を真剣に聞いて積極的に取り組むことが大切です。わからない問題は先生に質問しましょう。
授業中に寝ていたり、ノートをとらないなんて絶対にいけません。
○ 毎回の確認テストの得点!?
授業の中では、確認テストや小テストなど、範囲の狭い基礎的なテストが行われます。このテストの得点も内申点に大きくかかわります。日頃の確認テストで、あなたがわかっていることと、わかっていないことが、すぐにわかります。わからない問題をわかるようにしておけば、定期テストの得点も必ず上がります。
平常点のポイント
・ 課題は決められた期日を守って提出する
・ 積極的な態度で授業を受ける
・ 確認テスト、小テストでも毎回満点が取れるようにしっかりと勉強する
1.まずは目標を定めます
勉強に限らず何事においてもまずは目標を定めることが大切です。1年生の早い時期から志望校を決めてそれに向かって勉強すればやる気も出ます。志望校決定は早ければ早いほど、志望校は高ければ高いほど効果的です。
学びの森の生徒面談
・ 志望校の決定 「行ける学校」ではなく、「行きたい学校」を目標とする。
・ 具体的目標の設定 内申点の目標 定期テストの目標 具体的学習姿勢の目標
2.定期テスト対策~定期テストで高得点を獲得するために
テスト開始日2週間前よりテスト対策授業を行います。この期間は通常受講していない教科もテスト対策の期間だけ受講することが出来ます。たとえば通常は英語と数学だけを受講している場合は、理科と社会を受講し、さらに苦手科目も追加することも出来ます。
学びの森のテスト対策
・ 定期テスト前の面談では前回の得点と比較しながら点数と順位の目標を設定します。・ また、学習習慣・生活習慣の目標も設定し、学習に対する基本動作を育てます。
・ 各中学校の定期テストの過去問題を参考にそれぞれの学校に応じた問題を演習します。
・ 期間中は自習室を開放しています。
3.平常点対策~しっかりと授業を受けるために
まずは、塾に通う姿勢を重視します。遅刻、宿題、授業中の姿勢など、生徒達の「基本動作・学習姿勢」を疎かにしないで指導します。また、生徒面談・日頃の声がけで、学校での学習の様子を常に確認しています。
学習面では、学校の授業をしっかりと受けることが出来るように、学校で習うより少し前の単元を塾で学習し、英単語、漢字のルーチンテストを毎回行い、授業ごとに家庭学習(宿題)を必ず出します。また、確認テストを行い、前回、学習した内容の定着度合いを測り、授業内容を確実に習得します。
学びの森の平常点対策
・ 遅刻をしない、忘れ物をしない、宿題をやってくる、など、生徒達の「基本動作・学習姿勢」を大切にします。
・ 学校での課題を提出しているか、授業をしっかり聞いているかなどを生徒面談で確認します。もちろん、日々の声かけも欠かしません。
1.公立高校入試の全体像
○ 県立高校なら、何処の学校でも受験できます(従来は学区外からの受験は定員の25%までと決まっていました)。自由に学校が選べる分、人気校や伝統校の倍率は高くなっています。
○ 公立高校のタイプは、「全日制普通科高校」、「普通科専門コース」、「単位制普通科高校」、、「総合学科高校」、「専門高校」、「中高一貫校(中学からの入学)」の7種類です。
2.公立高校入試制度
① 選抜資料
調査書 : 中学校から高校に提出される調査書に記された中1の9教科の評点合計(満点45点)と中2の9教科の評点合計(満点45点)と中3の9教科の評点合計の2倍(満点90点)を合わせた180点満点の成績(高校によっては、中3の評定が3ばいになるところもある。)さらに、特別活動等の記録やその他の項目の記録(検定試験など)が加わってきます。
学力検査 : 英・数・理・社・国の5教科の試験。一教科100点満点で、合計500点満点となる。
面 接 : 生徒が一人ずつ受ける個人面接。志望理由、中学校の学習意欲、部活動等の課外活動などが問われる。一人10分程度。(一部の高校で実施)
② 一般募集
第1次選抜では、学力検査(500点)、調査書(ここでの掛け率が高校で大きく異なる)、その他の合計点で合否がきまります。
第2次選抜では、学力検査(500点)、調査書(1次選抜と掛け率が変わります。そのため、満点も変わります。)、その他の合計点で合否がきまります。 これが,内申重視型、学力重視型の違いです。
中学1年生の成績も高校入試にかかわっていきます。
入学した時からの頑張りが自分の道を切り開いて行きます
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③ 学校によって、選抜資料の比重がことなります。
例)熊谷西高校 第1次選抜 500点:345点:実施しない(学力検査:調査書:その他) 60%
第2次選抜 500点:216点:実施しない(学力検査:調査書:その他) 40%
深谷第一高校 第1次選抜 500点:350点:実施しない(学力検査:調査書:その他) 80%
第2次選抜 500点:400点:実施しない(学力検査:調査書:その他) 20%
深谷商業高校 第1次選抜 500点:630点:実施しない(学力検査:調査書:その他) 80%
第2次選抜 500点:500点:実施しない(学力検査:調査書:その他) 20%
熊谷商業高校 第1次選抜 500点:500点:30点 (学力検査:調査書:面接) 75%
第2次選抜 500点:750点:30点 (学力検査:調査書:面接) 25%
上位校では、学力検査の比重が高いため、入試当日勝負になります。
※ 入試当日に、自分の力が発揮できるように、日頃より緊張感のある環境で学習する習慣を持つことが大切です。
④ 学力検査問題の難化
従来、埼玉県の高校入試は全教科統一の問題を公立高校受験者全員が受験していまし
た。今年度より(新中3)数学と英語の問題が、学校選択問題(難しい問題)と学力検査問題
(標準的な問題)の2種類になりました。近隣の高校では、熊谷高校、熊谷女子高校、熊谷西
高校が学校選択問題の採用になりました。また、理科・社会の試験時間も50分になり、全
教科が同一の時間になりました。試験時間が、長くなったことは問題が難化すると思われます。
※ 読解力、記述力、思考力は、短期間に身につくものではありません。時間をかけて学習することで身につく力です。