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冬休みにやっておきたい学習

中学3年になると3の勉強と高校受験の勉強(12年の復習)を並行していかなければなりません。

 

中学1年・2年のうちに、その学年の復習をしておけば、中3になったときにとてもスムーズに復習を進めています。わからない単元を残すと、受験勉強で苦労することになります。中学3年の生徒の多くが、毎年のように冬休み前に口にすることばがあります。

 

「中2のときちゃんと勉強しておけばよかった。」

 

来年の冬休み前には、この一言を言わないように冬休み中にしっかりと復習をしておきましょう。また、小学生もこの冬にその学年の復習をしっかりすることで新しい学年の勉強が分かりやすくなっていきます。

 

そこで、各学年の『冬休みにやっておきたい学習』のポイントを載せておきます。

 

小学1年~4年生】

 

2020年度から大学入試が変わります!「付け焼き刃(知識の詰め込み)学力でなく、本質的な学力に注目しよう」という方向に進んでいます。その「本質的な学力を身につけるために」この冬休みを利用してください。本質的な学力は、体験の中で育まれます。

 

教科書と机の上だけではなく、読書、遊び、お手伝い、交友、買い物、お出かけ、、、暮らしの中のちょっとした体験が学力を広げるチャンス。

 

そのとき、ほんの少しだけ学習と結び付けた会話を大人が降ってあげることが大切です。

 

また、寄り道や脱線、調べもの、考えごとを日頃からさせて、教科書に書いてあることが、現実とリンクしていること是非体験させてあげてください。

 

【小学5年生】

5年生は、今年度に習った算数の復習が最重要課題です。

 

・倍数、約数

・分数のたし算、ひき算

・体積の単位

・単位量当たりの大きさ・割合

 

6年生、中学・高校と進むうえで、苦手なままにしておくとつまずきの原因になる内容です。

ここでつまずいてしまうと、算数や数学が一生苦手のままということも…。

 

5年生が、数学得意・苦手の分岐点です!

 

【小学6年生】

 

6年生は、冬休みから2月の半ばまで国語・算数の総復習を、2月後半から3月は英語・数学の予習を行えるように長期的な計画をたててみましょう。

 

中学校で部活に入ると、帰ってくるのが19時近くになります。体力的にも精神的にも疲れてしまう生徒が多くなります。そのため、学習面では小学校卒業までの間に準備しておくと、余裕を持って中学校生活に入ることができます。

 

「中学に入ったらがんばろう」「中学校生活慣れてから勉強はがんばろう」では、ちょっと遅いようです。

 

中学生になる準備として、毎日机に向かう学習習慣を作ることが重要です。その学習習慣をつけるスタートが冬休みです。

 

【中学1年生】

 

1生は、定期テストの結果がポイントです。

特に11月(12月)の定期テストが下がってしまった中1生は、ここで踏ん張らないと、ズルズルとさがってしまします!

 

教科を英語と数学にしぼり、まずはわからないところをピックアップしましょう。

 

「どこから分からなくなってしまったのか?」

「何が分からないのか?」

 

4月から12月までの全ての内容を教科書と授業ノート、ワーク、定期テストを見ながら、わからないところを探すだけでも結構時間がかかります。

 

冬休みのがんばり方で、これからの中学校の成績が左右します。

 

【中学2年生】

 

中学2年生の冬休みのポイントは、「意識」です。

 

ただ単に勉強するのではなく、1年後の高校受験を「意識」して勉強するということ。

 

また、今勉強している内容が、北辰テストや実力テストの出題問題の80%~100%を占めていることも意識してください。

 

今やっている勉強は、来年の高校受験のための基礎の基礎の始まりだということを意識すること。

苦手な教科・嫌いな教科に絞り、これまでに習った範囲全体(中1・中2の全範囲)の総復習をしておくこと。

 

わからないときには、必ず塾の先生に質問して、わからないまま放っておかないことが重要です。

 

冬休みから高校受験を意識できた生徒が、中3の早い時期に自分の希望した高校が志望校に変わり、そして、1年後には母校になっています。